2024年サイエンスカフェの開催が決定しました!

2024年のサイエンスカフェの開催が決定しました。公益財団法人で環境行政にかかわる仕事をされている神田(大橋)友香さん(2003、2004年参加)と、環境省職員を経て現在は大学教員として鳥の研究と保全活動を続けている岡久雄二さん(2006-2008年参加)にお話しいただきます。もちろん、2024年の調査の様子も、今年の調査員に報告してもらう予定です。どうぞお楽しみに!

日時

2024年11月16日(土)午後、時間は未定

会場

愛知県犬山市内の会場で開催します。オンラインとのハイブリッド開催です。

講演1

神田友香(公益財団法人国際環境技術移転センター 地球環境部企画調整課主任)

私は、山登りが大好きな両親のもと、小学生の時に屋久島が世界自然遺産に登録されたニュースを聞き、世間のジブリ映画の熱狂をリアルタイムで感じて育ちました。
「屋久島は一生に一度は行ってみたい。」「動物が好きだ。」
そんな思いを抱いていた折に、憧れの場所で大学生ならではの経験が出来ると友人から教えてもらい、参加したのがヤクザル調査隊でした。実際に、屋久島の森の中で、野生動物と遭遇したことは感動的でした。ですが参加者同士、他の大学生・大学院生が目指している事を語らい、社会人経験者や研究者の仕事に触れられたことは、それ以上に心揺さぶられるものでした。また、こんなにも個性を爆発させながらも個々が尊重され、調査が協力的に進んでいくことが驚きでした。そして、ヤクザルもかわいいが、ヤクザルを追っかけるヤクザルな人も魅力的であると感じました。

現在私は、三重県四日市市にある公益財団法人に勤めています。公害の経験をもとに行政、企業、大学、海外と多くの方と関わりながら環境保全に関する事業を行っています。
具体的には、環境保全に関する中小企業向けのセミナーを開催したり、海外の環境改善のための人材育成を行っています。どちらかというと、普段の私の仕事は表立った役回りではありませんが、ありのままをお伝えしたいと思います。

講演2

岡久雄二(人間環境大学環境科学部フィールド生態学科 講師)

 ヤクザル調査隊は私にとってかけがえのない青春であり、フィールドワークとグループワークの基礎を学んだ場所だったと思います。「レンジャー」という隊員名をいただき、大学で博士号を取ったのちに環境省の「アクティングレンジャー」という職業に就き、個人的には「レンジャーはきちんと有言実行したぞ!」と皆さんにお伝えしたいところです。職業のレンジャーとしては、屋久島でサルを追いかける代わりに佐渡島でトキを追いかけ、無事にトキの野生復帰を成功させることができました。

 その後、愛知県岡崎市にある人間環境大学環境科学部フィールド生態学科に移り、野外調査に重点を置いた教育活動を行っています。934人を超えているヤクザル調査隊には及びませんが、私の研究室では40数名の学生達を組織化し、残り200羽程度しかいないアカモズの保全活動を精力的に行っています。学生たちの気合や笑顔が集まって生じる熱意の渦は、とてつもない力を持っており、それを導いていく教員の立場になってみると、改めてヤクザル調査隊が継続されていることの偉大さを感じる日々です。